日常生活に関係が深いとはいえ、放射温度計という言葉を知らない人は多くいるかと思います。放射温度計とは、あらゆるものから放射されている赤外線や可視光線の強さを測定することによって、そのもの自体の温度を測ることができる温度計となります。
原理としては、伝導・対流・放射といった熱との伝わり方のうち、放射の熱の伝わり方を
利用しています。
そのため、測定対象に触れることなく、表面温度を測ることができるため、放射温度計は
私たちの生活に役立つ、豊かにしてくれます。
例えば、衛生面が重要視される食品業界で使用されたり、熱中症対策に地面の温度を測ったり、空調管理に使用されたり、高温のエンジンの車両整備時など、私達の身の回りでは非常に重宝されています。

より正しい数値のために校正をすること

ただ放射温度計は物体の一点から赤外線や可視光線を読み取るので、面積の大きさや状態によって計測される数値に差異が出てきてしまいます。これをより正しい数値に近づけるために必要となるのが校正とよばれる作業で、計測器の現在の状態、主に精度、機能、動作をチェックして確認することです。
似たようなものにメンテナンスがありますが、これは異常部分を修正、修理することで意味合いが違ってきます。校正はあくまで状態確認であり、この作業をしておくことによって誤差の修正ができるので計器を扱う際には必要となってきます。実際の計器の数値と標準によって実現される数値の関係を確定することで、より正確に軽量することができるようになるのです。計測は正しさが求められるもので、必ず行う必要があります。

定期的に行わなければいけないものです

そして校正は一度だけではなく、定められた周期で行わなければいけなくなります。定期的に行うことによって、その期間内の計測器の状態が保たれることができるのです。温度測定は内容にもよりますが、毎回行うことによって連続するデータを収集していくので、常に計測器が一定の状態であることが求められます。
放射温度計は物体の赤外線などを読み取って温度を計測しますので、計測器の状態によって差異が出てきてしまうので、常に同じ状態にしておくことが大切になるのです。校正をしないことで計測器の状態確認がとれなくなってしまうので、これで計測した物体の数値もデータ上では信頼性が損なわれますので、必ず一定の周期で行って、同じ状態であることを確認して使う必要があり、精密な数値を出すために必要となります。